4日前の休憩時間に少しだけ書店に立ち寄り、ネット右翼な方々などに大人気の『マンガ嫌韓流』をざっと立ち読みしてきました。第一印象は『ゴー宣』と同じで文章が多い。こんなのは“マンガ”ではない。まあ、それは内容とは関係ないのでどうでもいいです。部分的、断片的にしか読めていませんが、ネットの各所に見られる典型的な自由主義史観的保守派(必然的に嫌韓になる)の主張そのものだと感じられました。その種の考え方に同感できる人には面白いかも知れないです。
ただ、歴史認識を異にする人を納得させるほどの深みや説得力は皆無だと感じました。書かれている事実関係がどんなに正確であっても、著者の根底にある思想に同意または共感できないようでは、心に響いてこないのです。ネット右翼連中の自己満足本だとみました。今後の日韓関係を改善したいなら、この種の言論は百害あって一利無し。
まあ、ネット右翼連中は日韓関係を改善しないことが国益だと思っているのでしょう。そういう立場を良しとするなら、非常に正しい良書だといえます。
電車を降りました。雨が降っています。
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