2005年09月29日

森松由紀

温存リスト:「復刻」「松中」「サクマ」「disaster」「しでん」「方言論」
過去エントリ「プロレスリングでのAV撮影」「ドレイク」の関連エントリです。
東城えみがJDスターのリング上で行った本番行為を収録したAVは、既に先月末に発売中止が決まっています。
東城えみ出演のAVが発売中止に
ビデオ制作会社がマットの取替えにまで応じたのかどうかは知りません。ともかく、私の当初の予想よりも、JDスター側がプロレス団体らしからぬ(?)ガチ対応を見せたことは確か。
その余波で、東城えみさんをAV撮影に追い込む役割を演じたドレイク森松はプロレス業界から干されているそうです。サイト「探偵ファイル」にドレイクのインタビューが載っています。
【独占インタビュー】渦中のあの人に聞いてみた
ドレイクの発言で印象に残った箇所が2つあるので、引用します。
本当にAVをやるとは思わなかった。実際自分は東城と試合をするとしか聞かされてなかった。もしかすると自分が負けたかもしれないが、実力的にはそれはない。あの試合には本当に台本が無かった。

「台本が無かった」はちょっと信じられません。ミスター高橋氏やリック・フレアー氏の証言を出すまでもなく、プロレスは勝敗が事前に決まっているものです。ましてや試合を企画したのはAV撮影会社。東城が勝ったらAVの撮影ができないことになるので、筋書き無しの試合をやらせるとは思えません。
日本のプロレス団体は現在でも「ケツ決めなし」を建前にしているので、ドレイクはその習慣に従って「筋書きは無い」と嘘をついたものと推測します。
とは言え、僅かな可能性として、AV撮影会社がプロレスの内部事情に無知で、筋書きを用意していなかったこともあり得ます。この場合、全くのアドリブで試合を成立させたドレイクと東城の2人は称賛に値します。殊に、力の差を考えるとドレイクが東城をボコボコにすることは十分に可能なのですが、敢えて技を受けて光らせてみせたドレイクはプロレスラーの鑑。AVは発売中止になりましたが、試合のシーンだけでも見てみたいなあ。
なお、ドレイク森松はガチンコ格闘技でもある程度実績を残していて、女子プロレスラーとしては“強い”部類に属します。
【参考】2002年3月スマックガールの試合結果(スポーツナビ)
もう一つ印象に残ったのは次の部分。
この騒動で腹をたてたファンや選手達に対しては本当に申し訳ない。ここまでの騒ぎになるとは思っていなくて自分は浅はかさを痛感した。それをふまえて思うことは、業界的にはある意味オイシイ話なのに、それをわからず怒っている選手は本当に小せえよ。バカだろ。
プロレスファンの端くれとして同意。撮影会社に対してガチで抗議するだけでなく、事件をネタにしたアングルで盛り上げるような発想があっても良いと思うのです。
以上のことから、ドレイク森松はプロレス心に溢れた選手であることが判ります。にもかかわらず、業界からも(2chプロレス板などの)ファンからもこの人を支持する声が余り出て来ないのは何故でしょう。昨年辺りは全女で同じリングに上がっていた大先輩ダンプ松本もドレイクを突き放しています。今は業界全体が“冬の時代”。決定的な華や個性に欠けるドレイク森松は“どうしても必要”な選手ではないのかも知れません。
以上、何の脈絡もなく女子プロレスに関する長文の考察を書いてみました。期待を裏切るのがDS裏ブログの個性の一つ。
明日はまた早いのです。
posted by D Slender at 23:03 | ☔ | 運動