ここでの「原理主義者」とは、ブログを炎上させるなどの手段で、他人に自説を押し付けようとする人を指します。言うまでもなく「遵法者」とは全く異なる概念です。
上記エントリにも書きましたが、ブログ等で車道通行自転車に異を唱えたり、歩道通行を擁護もしくは奨励したりすると、かなりの高確率で「道交法で自転車は車道だ」という趣旨のコメントを残す人が現れます。私のブログなど、自転車Web界では全く知られていないと思うのですが、不思議です。
2chの自転車板の自転車購入相談スレで見かける原理主義者はもっと酷い。例えば「通勤で1日に○○km、主に歩道です。適切な自転車は何でしょう?」のような質問に対し、「歩道走るな」「自転車は車道走れ」のようなレスを付ける輩が居ます。このレスは法的にも疑問です。日本では、自転車通行可の歩道である限り、歩道を通行する権利はあるわけですから(徐行と歩行者優先の義務はありますがこれはまた別の話)、法的根拠無しの価値観の押し付けだと言わざるを得ません。この手の輩は「スポーツ自転車は絶対に車道を走るべし」とでも思っているのでしょうか。思うのは自由ですが、他人に押し付けるのは見苦しいと感じます。
以上のことは、近日中に表現を変えてメインブログに書く予定です。
自転車に限らず、一般論として、Web掲示板での質問への回答は「聞かれたことに答える」に留めるのが無難だと思います。自らの偏狭な価値観で説教するような回答は、結局何も生み出さない場合が多いと思います。